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先週、小さくYAHOOに掲載されていた記事があります。
外資系A社のMRへの不当解雇の裁判についての記事でした。その内容を見ているとプロパーと呼ばれていた時代からのMRの慣習が色々と羅列されていました。会社側はそれを懲戒解雇の理由としていました。

MRを長くやってきた人が見れば、これはMRなら大なり小なりやっていることで、これが解雇の理由となるなら、ほとんどのMRは辞めさせることが出来るなと分かります。

今回の裁判ではMR側の勝利となり、経営者側の過剰な行動にくぎを刺す結果となりました。

でも、よくよく考えてほしいのですが、製薬企業の今までの営業活動やマーケティング戦略に従って動いてきたMRの行動が、ある日、何かのきっかけで逆風になり、そのうち揚げ足を取られて、それは違反だから会社を辞めてくれということになるとしたら、かなり不条理な話だと思いませんか。私はそう思いました。「そうやれと言ったのは今までの会社と上司でしょ!」と

もし、家族を持っていて会社だけの収入で生活しているMRだったとしたら、会社をくびになり、これで汚名を着せられて、再就職もままならなくなる可能性も高いですよね。(今回は声を上げて裁判化したので表に出ましたが、今まで人知れず葬られてしまったケースも少なからずあると感じています)

これって、今回の当事者の話ではなくて、6万人のMRの誰もに当てはまる話だと言うことをもっと理解するべきだと思っています。

会社の経営者にとって最大の価値判断は利益です。それは皆さんもよくご存知でしょう。

社会的に「MRはどうなんだ?」「意味がないんじゃないか」「置き換えることが出来るのではないか?」と考えられるようになり、会社的にもそれらが補完できるような仕組みが出来てしまった時に、利益が出るなら、今回のような解雇を遠慮なく行うはずです。それは歴史が証明しています。

なぜなら株主が一番で、会社存続が一番だから。

外資系A社って、世界的に見てもかなりのビッグカンパニーです。それでもこういうことをするのです。会社ってそういうものなのです。それが会社としての正義なのです。



じゃあ、そんな企業に勤めているMRが「どういう対策を取れるんだよ!」と思われているかと思います。

それはもっと高い位置からの視野を持つことです。経営者と同等、もしくはそれよりも上の視点から見れるようになることです。

半期ごとの売り上げを見て、一喜一憂しているようではお先真っ暗です。

世の中の動きはどうなっているのか?
グローバルの動きは?
医療制度改革でどう変化する?
日本の財政から考えて、診療報酬はどう動く?
イノベーションが起きると何が変わるのか?
医療×ITで何が出来る?(遠隔診療は?AIは?ウエアラブルデバイスは?)
医療機関の現場はこれからどのように変化し、それがどのような悩みを生み出すのか?
自分が経営者だったらどうする?

といったテーマをきちんと知って理解しておくことにより、自分のエリアや身の回りの人達のお役に立てる知識を持つことが大事になります。

若手MRと話をしているとそんな暇ありませんなんてコメントをもらうことが多いですが、今や、就職活動している学生でも考えているようなテーマです。それをプロフェッショナルな仕事人であるMRが知らないとなるとあまりにも知識人としての底が知れてしまいます。

今の現職MRの問題は「プロの薬宣伝マシーンになってしまっていることなんだと思いますし、それを正義とか大義だと思っているところ」だと思うのです。でも、それは半期が終われば、みんな忘れてしまいます。確かに数字は分かりやすくて、実績として見やすい部分がありますが、それはビジネスのほんの1部にすぎないということです。

正義は世の中の流れで変わることを理解し、幅広い知識を身につけていく習慣をつける。MRとしてだけではなく、ビジネスマンとして価値高く生き残るには学び続ける習慣と覚悟しかないということですね。

学んで役立って、顧客を喜ばせまくって、日々価値を上げていくしかない訳です!

それを見ている人はちゃんと見ていますからね。


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