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私もMR時代、お世話になった人、毒にも薬にもならない人、邪魔をする人などまあ様々な上司や先輩と仕事をさせて頂きました。

私も若い時はたいがい、いい加減な事もしたあまのじゃくMRでしたし、もちろん飲みすぎた次の日は卸に行って、その後は公園の木陰に車を止めて寝ていたりしたこともあるようなプロパーでした。

しかし、一つだけ言えるのは何かのお役に立ちたい、それは会社でもチームでも得意先でも同じ思いでした。特にお世話になった先輩や上司、そして得意先の先生には尽くしたいという気持ちは一貫していたように思います。(これは皆さんも同じだと思います)

つらいのは好きでもない施設やドクターのところに行って会社の指示する仕事をしなければならなかったこと。先生方の余裕のない顔やつまらない表情を毎回見なければいけないのかと思うと気が遠くなるような気がしました。

プレゼン

しかし、今考えてみると、もっと自分がその方々の抱えている問題に気づいてあげられていたら、あの表情は晴れ晴れとしたものになっていたのではないかと思うのです。20代でその領域に達せなかったというのは本当にもったいないような気がします。

20代、30代の時に自分をどのように成長させるのか?これは本当に大事なことです。私も20代の時は時間は捨てるほどあると勘違いしていましたが、そんなことはありません。あっという間に30代が来て、40代になるのです。やるべきことをやり、学ぶべきことを学んでいないと、頭の中は20代のレベルのおじさんが出来てしまうのです。

私は新人の頃、会社の中で「この会社のここはダメな部分だ!」と冷静を装って、したり顔でしきりに批評する先輩をクールでかっこいいなと思っていた時期がありますが、今考えてみると、それはまったくの間違いで、「ダメと思っている会社にいながら批判しているあなたがダメ」とはっきり分ります。会社がダメで自分に実力があるのなら黙って、他の会社に移ればいいのです。

でも、今、そんな人は良い転職ができません。「この会社にあなたは必要だ!辞めないでくれ!一緒に仕事したいんです!」というような人が他の会社も欲しいのです。そういう人は安全な場所に身を置いて批評だけする人ではありません。

「お前の事を思って忠告してあげているんだ」と言いながら、仕事の環境についてネガティブな事を話している先輩と一緒にいるのが心地よくなっている自分がいたら、気を付けてください。あなたもそうなっている途中ですから(笑)。

昔話

何かで読んだのですが、こんな話があります。

ある旅人が住むべき場所を探し、ある村にやってきました。

旅人はその村の長老に会い、質問しました。「この村は住みやすいのですか?」

長老はその質問を聞いて、逆に質問しました。「前にあなたの住んでいた村はどんな村じゃった?」

旅人は答えました。「村人同士の諍いが多く、大変住みにくい村でした。」

長老は答えました「この村も一緒じゃ」

旅人は失望して、他の村に向かいました。

また、別の旅人がこの村に来て、同じように質問しました。

長老も同じように質問しました。

その旅人は答えました。「前の村は平和で、人々も優しく本当に良い村でした」

長老は答えました。「この村も一緒じゃ」

その旅人はこの村で暮らそうと思いました。

この話を聞いて、人は環境ではなく、自分がその環境にどのように関わるのかでその環境が変わるということに気づきました。環境のせいや人のせいにしていると自分の成長も改善も見込めませんから。

ちなみに人のせいや環境のせいにして生きるのは成長や気づきはまったくありませんが、ストレスはずいぶんと減り、うつにもならないので、その点はメリットかもしれません(笑)。

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