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今までは成功例をご紹介してきましたが、私の今までの大失敗をいくつか書いてみたいと思います。特にこれからMRとして仕事をしていく新人の方に読んで頂ければと思います。
(京都 お茶屋編)
25歳の頃のお話です。ある私立大学病院先生の要望で京都の学会に合わせて、3人で行くので京都のお茶屋をとってほしいと頼まれました。お茶屋とは舞妓を呼べる権利を持っているところといえばいいでしょうか。またお茶屋ではお料理は作りません。提携している仕出屋からお料理をとって、それをお客様に出すシステムになっています。料金は大体1人5万円ぐらいは覚悟しておかなければいけません。予約も一見のお客はとりません。お店の知り合いからの紹介でないといれてもらえないのです。
実は私は上記のことなどまったく知らずに安請け合いしてしまいました。というのもお茶屋というのはお茶を飲むところと勘違いしていたからです。先生、宇治茶が好きでお茶を楽しみに行くのかなあなんて気軽に考えていました。
そして学会1週間前ぐらいでいいやと思っていたので、1週間前になってようやく予約をとろうと思って活動しはじめました。そこで先輩に相談して、「どこがいいですかね。いいお茶屋さん知りませんか?」と聞いたところ、先輩が急に険しい顔になりました。
「お前、その話、所長に許可もらっているか?」と言われたので、「いいえ、お茶飲むだけですからそんなにお金がかからないと思って、言っていませんが・・・」というと、「お前なあ〜、としばし絶句して、上記の事を説明してくれました」自分で顔が見る見る間に青くなっていくのがわかりました。予算が間違いなく20万円ぐらいかかること、予約がとれるかどうか、所長に激怒されるだろうことなど一気に頭にめぐり、どうしようかとうろたえていました。
とりあえず所長に相談しようということで先輩がついてきてくれて、所長に掛け合ってもらいました。やはり激怒されて叱られましたが、とにかく先生にはご迷惑をかけられないとのことで部長に承認をもらって予算は確保してもらいました。またお茶屋も所長が懇意にしている京都の先生にご紹介頂いて、当日は事なきを得ました。
しかしこの日は本当に恐ろしい思いをしました。無知とは本当に罪ですね。この時には本当にいい先輩と所長でよかったと思っています。現在、私は会社も変わって彼らとは違う会社で仕事をしていますが、この時のご恩は忘れられない良い思い出です。彼らを思い出すたびに私も部下のハプニング時にはすぐにリカバリーのできる上司でありたいと思っています。
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