市販直後調査システム「Vigilia」(CAC)セミナーレポート
私はMR活動をしている時にシステムとMRの相性がなぜこんなに悪いのだろうか?といつも考えていました。そこで、フリーになったら是非、やってみたかったのが、MR向けのシステムの検証です。

その第一弾として今回CAC社が発売した市販直後調査支援システム「Vigilia」(ヴィジリア)をCAC社のご好意で聴かせて頂くことになりました。

本日はそのセミナーレポートをお送り致します。

今回の「Vigilia」のメイン機能は市販直後調査6ヶ月間をいかに効率よく、チェックしながらMR活動を進めていくのか?という問題点を解消するべく、最初はメーカーからのオーダーメイド要望で作ったシステムだそうです。 Vigiliaリーフレット

メーカーとCACがタッグを組んで取り組んできたシステムと言うだけあって、機能は充実しています。メリットを具体的に言うと下記の通りです。

MR側のメリット
新規納入があれば、それに連動して市販直後調査を行うべく、調査開始メールがMRに行くのと同時に市販直後調査のスケジュールを立案する仕組みとなっている。
また、立案したスケジュールに基づき、MRにリマインダーが届く仕組みになっている。
調査先を一覧で表示して確認することが可能であり、上記の仕組みと共に訪問漏れ、連絡漏れの防止が見込める

管理側(マネージャー・安全管理者)のメリット
MRの市販直後調査の行動が一目瞭然でチェックできる
厚生労働省の報告に準拠しており、報告が簡単に行える
製品の安全性確保のために必要な調査であり、厳格な訪問チェックが必要

正直、私がMRの立場でこのシステムを見たときに感じることは、訪問漏れがなくなること、忙しい中で忘れがちな行動にリマインダーをもらうことはありがたいシステムかなと感じます。

MRの立場としてこの市販直後調査でドクターのところに訪問をするのであれば、調査だけではなく同時にプラスアルファーのディテーリングを行い、無駄のない効果的な活動を意識すると非常に費用対効果の高いMR活動が行えるのではないかと感じます。

それから管理者側から考えると使いやすいシステムだし、なによりもきちんと活動を求められる市販直後調査を漏れなくチェックできるのは大きな利点になると思います。

逆に懸念される部分もあります。
それは新製品をどんどん新規採用させるMRにとっては自分の活動の範囲を狭める事に結びつく点です。30軒納入した人と100軒納入した人の作業を比較すると30×8回=240回訪問、100×8回=800回訪問と市販直後調査だけで訪問回数が飛躍的に増えてしまうことに結びつきます。これにより、他の業務への支障が懸念されます。

たしかにメールやMSなどを活用する方法はあるとはいえ、出来るだけMRの訪問を望まれているところですので、このシステム導入により結果的に「出来るMRのやる気をそぐ」ことになりうることは会社として避けなければいけない部分だと思います。

その点、CACの渡邊氏に質問したところ、市販直後調査は国で決められたものですから、実施しなければならないわけで、その前提で「できるMRが不利にならない」ような社内体制のご提案も含めて、今後はシステムの提案をしてきたいということでした。

私も以前、MRだった時、市販後調査に行くのを忘れて、上司に注意をよくされていた思い出があるので、このようなシステムで簡単にチェックできるのは非常にうらやましい限りです。確実に仕事をこなすための便利なツールだと思いますので、導入された会社の方がおられましたらまた、感想など教えてくださいね。(取材・インタビュー 池上文尋)
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