本の出版をすると分るのですが、売れる本は必ず身近な人達が買って、読んで、クチコミしてくれます。逆にそれがないと絶対に売れません。これはどんな仕事でも同じだと思うのです。

もちろん、ＭＲも同じです。自分のエリアの身近なドクター達が「お前と知り合えたことがこの人生の中で最も嬉しい出来事の一つだ！」と言ってくれるようになったとしたらどうでしょうか？きっと、自分のあずかり知らぬ場所で良い噂が流れている事でしょう。それがスムーズに仕事へつながっていくのではないでしょうか。（自分はあまり気づかないことが多いと思うけど）

でも、目に見えないことはなかなか信じられないと思います。私も若い時にはそんなことを意識もしませんでした。人の評価や噂は基本的に気まぐれだし、どこでどのように動いているか分りません。しかし、一つ言えることは相手の喜ぶことを小さくてもよいから積み重ねていくことがその気まぐれさを確実なものに変える唯一のカギになりうるということです。そして、それを愚直に出来るかどうかにかかっているのではないかと思うのです。



それから起業も一緒です。身近な家族が応援してくれる場合、成功する確率はぐんと上がります。家族が反対しての起業は失敗する確率が高いし、もし成功しても離婚などの家庭不和に結び付くことも多いですね。

「成功と幸せの扉は身の回りにあるんだ！」と４０代になって、ようやくたどり着いた答えです。「アンデルセンの青い鳥をちゃんと読めよ」という突っ込みが来そうですが（笑）。