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MR-NET@池上です。今日は医療現場の裏側についてお話していきたいと思います。

私は新人MR時代、最初、上司の言うとおりの仕事をしていましたが、徐々に仕事が出来るようになってきて、物事には表と裏があることが徐々に分かるようになりました。ドクターと徐々に仲良くなって信頼関係を持てるようになると医療機関の内部の事を教えてくれるようになるからです。

またナースの場合は仲良くなると過激に教えてくれます。病院のウラ話を洗いざらい話してくれます。聞いていて恐ろしい秘密が多々がありました(笑)

社会人になった時、まだなにも知らない純真無垢な若者でしたが、徐々にからくりが分かってくると実は裏に隠れている部分が物事の決定権を持つことに気付いてきました。表を見て裏が分かるようになってくると怖いものなしです。

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自分はラッキーな事に社会人4年目にご縁があり、クリニック事務長になる機会があり、大繁盛のクリニックを裏から見ることが出来ました。MRをまったく逆方面から見ることになったのです。

その時感じたのは、「物を売る人と解決を売る人」の違いです。これは目を開かされました。同じ薬品をPRするのですが、まったく病院側に与える印象が違います。

物を売る人は決まったフレーズを伝えるためにパンフレットとギミックをおいて行きます。そしてスタッフと話をするのは競合品の情報を得るためだと思っています。(業界の事を知らない医療スタッフもそのMRがどんな人かはすぐ判断しています。)

解決を売る人は薬の情報だけではなく、先生の心に刺さる何かを持ってきます。例えばそれは、ドクターの必要とする情報であったり、スタッフですらも知らない記念日のプレゼントであったり、その時の状況に合わせてオーダーメイドしています。

そしてスタッフと話をするときにはスタッフの状況を見ながら話かけてきます。それも必ず他の病院の情報や患者さんに対しての情報提供に役立つものを提案、提供してくれます。

同じような製品、同じような効能、同じような格好のMRでもその部分だけで大きな差が生まれます。

事務職を経験し、裏から見ることを知ってしまった私にとってその後のMR復帰は鬼に金棒状態でした。薬の採用の機序が手に取るように分かったからです。

そして、今、さらに実績を上げたいと思われている方々にその機序を知ってもらおうというのがMRブートキャンプの目的の一つです。

 

彼を知り己を知れば百戦殆うからず(by 孫子)

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