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MR減少説について思う事
MRが減るのではないかと様々な媒体で論じられていますが、私は明らかに目に見えて急激な削減はしないのではないかと思っています。ただし、目立たない方法を使って少しずつMRを減らしていくのではないかと思っています。
例えば
●そんなに大きな規模ではない早期退職制度
●企業の合併による中間部門の人員削減(幹部・マネージメント部門も含む)
●社内におけるMRに似た部門への配置転換、例えばメディカルサイエンスリエゾンへの異動とか。
●新入社員の採用数を少し減らす。
等により、MRを少しずつ減らし、そしてCSO利用でカバーしていくような流れになるのではないかと思っています。
多分3年から5年ぐらいかけて毎年数千人単位で減っていくのではないだろうかと思っています。それぐらいだとあまり目立たないので、MR自身も「たぶん、自分は大丈夫なのではないか?」と思い、あまり強い危機感も持たずに仕事を続けていく、そんな感じなのではないだろうかと思っています。
しかしながらMRの仕事について以前は特殊性や独特の慣習により、他の分野から参入が難しいとされていましたが、今後、IT技術の進化と人工知能技術の発展により、MRが医療現場に行くメリットが急速に失われていくことになると感じています。
先日もIT分野で頑張っている友人と話していたら、やはりそういうのはすべてターゲットだと断言していましたから、これから色々と奪われていくのだろうなと感じています。
そんな変化の中で唯一自分を守れる方法は様々な視点を持った知識人との交流や新しい知識を見につけるセミナーへの参加、またはそのような学校や教育機関への積極的な関わりを持つことです。当たり前のことですが、それが出来ていない人がほとんどだし、その存在や価値自体も知らない人の方がほとんどでしょう。
今のMRは自分の勤務する会社、もしくは自分の担当するエリアの狭い範囲に限っての人の付き合いがほとんどですので、広い視野で学ぶことが非常に少ないのが現状です。
その無知の知を理解することができるのかどうかがそのMRの今後のキャリアに大きく影響するものと思っています。
じゃあ、具体的にどうすればいいんだとお思いでしょう。答えはとてもシンプルです。
●MR1コンテストにエントリーする、観覧する。
●MRネットのMR向けの勉強会やイベントに参加する。
●さまざまな医療系の勉強会に参加する。(異業種交流会も)
●医療系の著書を読んでそれをまとめたり、自分の企画する勉強会で話してみる。
●情報通や勉強好きなメンバーが集まるパーティや飲み会に参加して、リアルな情報をゲットする。
●大学院やビジネススクールやビジネスの根幹を学べるところに参加する。
そんなことを継続的に行っていけるかどうかが、その人の能力と今後のキャリアと収入を決めると思っています。
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