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先日、病院ドクターK先生と会食する機会がありました。K先生は大病院の消化器科部長で、今年開業を考えているとのことで、その相談のためでした。

開業についてのステップはある程度決まっており、やるべきことも決まっているので、先生にそれを確認しながら、的確にアドバイスを行って喜ばれました。(そのアドバイスについてはすでにオンライン講座で公開しているので、興味のある方はどうぞ。(有料です)

MRのためのクリニック新規開業支援セミナー
http://aristoteles-med.com/lineup/course001


asian businessman and doctor on white background


開業の話がある程度、落ち着いたところで話題を変えたいと思い、K先生に「病院内でのMR活動について聞きたいのですが、先生が今までMRと接してきて、この人は役立つとか、印象に残るという方はどんな方ですか?」と聞いてみました。

そしたら、面白い回答が返って来ました。
「池上さん、ご存知の通り、病院には一日に何十人とMRの方が来られます。場合によっては機器や検査の会社も含めたら100人ぐらい来る時もあります。だから、こちらとしてもほとんど覚えられないのです。患者さんの事と病院のマネージメントで凄いタスク量なので、正直そこまで気が回らないのです。」

「そんな中でも今、先生の記憶に残っている会社のMRはどこですか?」

「●●と△△と◆◆かな」

「なぜ、その人達は記憶に残っているのですか?」

「●●は我々の診療科で使う薬剤を多く持っていて、研究会や勉強会をサポートしてくれている歴史があるから」

「△△と◆◆はマニアだから覚えています。△△は工学部出身で写真部にいた関係で、胃カメラとかレントゲンが大好きで、いつも画像診断や映像系の話で盛り上がります。◆◆は親の勤務先の関係で海外に住んでいたそうで、アメリカの理系大学を出て、製薬企業に入社してきているので英語が母国語なんです。だから、誰も探せないような英語の媒体から自分が望むエビデンスを持ってきてくれるので、ほんと重宝しています。」

それを聞いて、なるほどなと思いました。

今、ビジネスの世界でもファイナンス×ITでフィンテック、メディカル×ITでメディテックという新しいジャンルが出てきてどんどん技術革新が進んでいます。何を✖かで魅力が増える訳です。

MRの活動も「ディテーリング×マニア(オンリーワン&圧倒的な専門知識)」がドクターのハートをつかむんだなと腑に落ちました。

じゃあ、自分達がどんなマニアになればいいんだよと言われる方もいるでしょう。

そのヒントの一つは今回の遠隔診療の動画にもあると言えます。

遠隔診療については始まったばかりですから、みんな「よーいドン」のスタートラインです。こういうスタートラインのものを早く知って、ドクターに提供するとそのMRは先生の中で「遠隔診療に詳しい人」のカテゴリーに入ります。

すなわち記憶されるMRになるということです。

それがたった2時間の視聴で可能になるとすれば時間投資する価値があると思いますがいかがでしょう?

アリストテレスウェブマガジン2月号
http://aristoteles-med.com/lineup/vol003

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