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連綿と続いてきた業界の常識と言葉に縛られていないか?
私がMR時代、まさにバリバリ働いている時、いくつかの強迫観念があったように思います。
●計画が達成しなかったらダメ社員と言われるのではないか?
●医療機関に行った時には製品名とセールストークを出来るだけ行わないと仕事ではない。
●出来るだけ多くの医師や薬剤師会う事が仕事である。
まあ、他にも色々とあったような気がしますが、いつもそんなことを気にしていたように思います。なんであんな事を考えていたんだろうと今でも不思議に思うことがたくさんあります。
ちなみに、計画達成していなくてもきちんと納得できる仕事が出来ていればOKで、実績は時の運もある。そして医療機関に行くたびにPRする必要もないし、意味のない訪問を繰り返しても時間泥棒になってしまう。
それから、後から客観的に見て面白いなあと思ったのは
●製薬企業のビジネスエリアは特殊で、他業界からは学ぶべき点はあまりないと思い込んでいる。
●ドクター達の心は自分達が最もよく理解していると思い込んでいる。
●実質仕事と呼ばれる時間が短いのに、他の余っている時間に勉強している人は少ない。
●たくさんの研修を経てきたので自分の事を物知りだと思い込んでいる。
といった面があることです。
これらは良いとか、悪いとかではなく、長い間、培われてきた製薬業界と医療の関係から生まれてきた商習慣と思考回路なんだと思います。実際、私もやっていましたから(笑)。
私は最近でも病院やクリニックでMRに会って話をすると上記のような事を目にするし、旧態然とした思考回路のMRとの会話に心がざらつくこともあります。なぜならまったく自分で考え、工夫しようとしていないからです。
しかし、とうとうMR数も昨年で上昇にストップがかかり、これから減少の時代を迎えます。医療の現場も病床数が減り、今までのロジックとはまったく違う世界が展開されることになります。
もちろんルールもどんどん変わってきます。そんなルール変更に対応できる自分の脳回路を持っていないと数年でガラパゴス化してしまうことになります。携帯のようになってしまう可能性が十分にあります。
特に若いMRの方は、ちょっと視点を変えて、ぜひ柔軟な思考と行動力を身につけてほしいと思う訳です。そんな気持ちから考えたのが下記のセミナーだったりします。
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