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顧客を好きになるマインドと能力の重要性
最近、MR関連のブログやTwitterを読んでいるとクライアント先であるドクター達のことがあまり好きじゃないんだろうなと感じるコメントや記述が多くなってきたように感じます。
実を言うとこれはビジネス的にもかなり良くない傾向だと思っています。
私は起業家育成のセミナーでも良くお話するのですが、「人は悪口や陰口を言うと必ず相手にバレる」ということ。私は「人間には悪口や陰口を察知するテレパシーがある」と思っています。
なので、いくら口で良いことを言って訪問しても、軽蔑しているとか、嫌いだというマインドはそのうち間違いなく露呈します。
そして、人は自分のことを嫌いな人から物は買わないし、どんな仕事をしてもその法則は変りません。逆にそういう尊敬できないクライアントには行かない方がお互いのためとも言えます。(まあ、会社の仕事だとそういう訳にはいかないですけどね)
だから、MRとして仕事をする限りはドクターをいかに好きになれるのか?良いところをどのように見つけるのかの能力は非常に重要ですし、意識的にその技術や能力を高めていくことは必須のことだと思います。
私自身も自分の知り合うドクターは出来るだけ良いところを知って、好きになりたいと思うので、必ず基本的な質問をするようにしています。
なぜ医師になったのか?
なぜこの診療科を選んだのか?
医師として成し遂げたい目標は?
などの質問です。
これをじっくりと聞く事が出来ると、その医師の基本的な志や理念が分かりますので、好きになりやすくなります。
私の場合、「好きなドクターと仕事をすることが一番の人生の楽しみ」なので、そういう尊敬できる関係になると後はその先生がうまくいくようにずっと考えて、提案をし続けるようになります。そして、お手伝いできることがあれば一生懸命取り組む。それを継続しているうちにどんどん仕事が広がっていきます。
クリニック経営士の話を先日から案内しているものの、意外とクールな若い方達も多く、話をしてみると、「事務長職はクリニック内の嫌な仕事を押し付けられるようなイメージ」を持っている人が意外と多いんだなと思った次第です。
自分の一番好きなドクターをどうやって自分の立場からサポートしてあげようかなとか、その医療機関が伸びるようになんとか手助けしていきたいと思っている人が少ないというのは残念な気もします。
世の中がどんどん効率的に、クールになっていくこの時代ですが、だからこそ一番求められているのは寄り添うことだと思っています。
AIやIOTの時代になっても、やはり大事なのはその部分だし、そこに大きな価値があるのだと思っています。医師の出来ないことをサポート出来る存在、そして問題を一緒に考え、解決に向けて寄り添える存在になると、MRであろうが、保険であろうが、商材に関係なくビジネスに苦労しない世界が待っています。
そこまでの関係になかなか行きつけないから、苦労する人が多いんですけどね。
クライアントに寄り添える人養成講座(資料 ダウンロードできます)
http://xfs.jp/u765i
動画はこちら↓
https://mr-net.org/clinic-management.html
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