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パートナー事務長という働き方とその将来性について ~MRからネクストステップへ~
皆さんもひしひしと感じておられると思いますが、もうすでにコロナウイルスで世の中は大きく変化しました。
MRの仕事は以前のように訪問をして、プレゼンテーションをして、ディテーリングをすることはもうないと思います。少なくともコロナウィルスが落ち着くまでの2〜3年は訪問がほぼ出来なくなりますし、会社としても社員を守る観点から訪問させる訳には行かなくなります。
この先に待っているのは、MRの仕事の再定義とMRの仕事の仕方を大きく変えることかと思います。その中にリストラも入ってくるでしょうし、MRという仕事の名称は変わって、違う名前の職種ができてくるかもしれません。
また、オンラインや電話など直接訪問せずにプロモーションする方法がメインで、マンパワーの時代から、ITやAIの時代に変わってくるということです。
近い将来、人のいらない製薬会社のプロモーションが当たり前になった時、MRがどのようにキャリアを進めばいいのか、明確な答えを持っている人はそんなに多くないと思います。
私の勝手な意見ですが、下記のような進路があるかなと思っています。
1)ネットMRになる
2) 社内の違う職種に異動する
3)マンパワーの必要な医療の他業種に行く
4) 医療機関で働く
5)親の後を継ぐ
6)独立起業する
ただいろんな仕事をするにあたり、大事な事は「今までの経験や実績を生かせる環境を持った職場で働けること」だと思っています。
ありがちなのが、「実はカフェやりたかったんだよね」とか、全く今まで経験もしたことがないような仕事で起業や転職をするケースです。今までに自分の友達も何人も居酒屋やカフェにトライしてますが、成功する人、長続きする人はほんのわずかです。
なぜそうなるのかというと、積み重ねてきた暗黙知や応援してくれる専門人脈がそこには存在していないからです。そして、今までよしとされていた仕事が軒並みアウトとなっています。全く違う世界に突入したといっても過言ではないと思っています。
MRでクライアント医療機関に貢献したいと思って日々活動している方々でも、会社のリストラが始まると、行き先がある程度決まってしまいます。また、給与面や条件面を考えても、製薬企業のMR以上の条件を満たすものは既にない状況は皆さんもご理解されていることだと思います。
この2〜3年、企業によってはかなり積極的にリストラを行っている事実から、我々はその中でもクライアント思考のMRの方々に「こんなに求められているお仕事があるんだよ」と言うことで院長の片腕、「経営パートナーとしての事務長職」をお勧めしています。
それは事務長としての素養をたくさん持っている人が多いからです。クリニック経営では地域医療における多職種の連携やスタッフのサポート、患者さんのクレーム対応など、コミュニケーション力を要求される仕事だからです。
収入もMRを超える収入を期待できる仕事ですし、何よりも今までのMR経験を存分に活かせる場だと言えます。
もちろん、それだけでは事務長としての知識としては不十分なので、現場に対応できるような実践力を身に付けてもらうようにクリニック経営士の講座を作ったという訳です。
ただ講座を作るだけであればそんなに難しいものではないのですが、やはり受講したことにより、しっかりと実践力を身に付けて頂くことを目的として、様々な専門家にアドバイスをいただき、1年がかりで講座の構築をした経緯があります。また、そこから講座を重ねるごとに進化を続けています。
もうクリニックの経営はオーナー医師1人で全てを賄う時代ではなくなりました。臨床だけでも大変なお仕事ですが、それにプラスして経営に関する仕事をしていくと言うのは、非常に厳しいものがあるかと思います。
人事、労務
リスクマネージメント
感染症対策
広報、ブランディング
会計、税務
制度、法務、レセプト
IT、ICT導入サポート(デジタルトランスフォーメーション)
などなど
やるべきことが山積みです。
だから、もう院長1人では未来に向けてクリニック運営して行く事はかなり難しいことになりますし、複数ドクターがいるところはより必要になります。
日本には病院、クリニック、歯科も加えると150,000軒以上あります。そして事務長がしっかりと機能している施設はほんのわずかです。
クリニック経営士講座を受講し、クリニック経営を理解し、「パートナー事務長」として、数軒~数十軒のクリニックを担当するという新しい仕事が今後、様々な地域で必要になると思っております。
ちなみに私は現在でも15軒の医療機関を担当し、クリニック経営に関わる日々をMRを辞めてから20年近く継続してきました。そのノウハウもふんだんに盛り込んでいます。皆さまのキャリアを考える時に、コロナ後の新しい活路開拓にこの講座を1つの選択肢に入れて頂けたならうれしい限りです。
詳細はこちら↓
https://mr-net.org/clinic-management.html
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