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ある若手MRの苦悩について
こんにちは!MR-NETの池上です。
先日、ある若手のMRと飲むことがあり、話をしていたら、なかなか成績が上がらなくて上司に叱責されて、悩んでいるとの吐露がありました。成績が上がらなくなってしまい、毎日どこに行っているのか、どんな話をしているのかを細かくチェックされているとのこと。でも、なかなかドクターに会えないし、ウソの内容を書かざるを得ないからそれがつらいと。
実はこういう方、意外と多いのではないかと思います。
この症状が出てきた時は「自分の頭はフリーズしている」と思うのが正しい認識です。基本的に自分のことしか考えていないから。MRの仕事って、会社の情報を医師や薬剤師に持っていく仕事と定義づけている人が多いからここに陥ってしまいます。今、それに悩んでいる人が多いのはそのせいです。
「会社の情報はあくまでも提供する情報のほんの一部で、1つの会うきっかけぐらいにしか考えていない」というのが正しい認識になります。
公正競争規約が出て来てから、委縮している業界ですが、患者さんや医療機関の現場に役立つ情報を口頭で話すことまで禁じていません。会社の指示する情報しか持って行ってはいけないと思い込んでいるから袋小路に入ってしまうのです。
人は働く限り、生きている限り、悩みは尽きません。
どうすれば効率よく仕事を出来るのだろう?
どうすれば治癒率をあげられるのだろう?
どうすれば出世できるのだろう?
どうすればみんなに愛されるのだろう?
どうすればチームをまとめられるのだろう?
人の頭の中には少しでも改善できるように、そして幸せに生きられるように「なぜ?」が渦巻いています。
MRは会社の提供する情報にフォーカスして話をするのではなく、クライアントの「なぜ?」にフォーカスすることがポイントです。すべてのヒントと仕事の醍醐味はその中に埋まっているのです。
顧客の「なぜ?」を口頭でしっかり答えてあげる。この積み重ねが信用を獲得していきます。
そのために必要なのは日々の情報収集とたゆまぬ自己啓発ということになります。どの世界でもいい仕事をしている人は自己啓発の時間と労力を惜しまない人なんです。
袋小路になったら、ぜひこのことを思い出して欲しいと思います。
★顧客が喜ぶ情報を素早く得るならこちらが最適です。
http://aristoteles-med.com/
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