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MRは薬以外の情報を伝えるべきではないというようなイメージがまことしやかに流れていますが、私はこの先入観というか、空気感みたいなものがMRの仕事の幅を狭めている原因だと思っています。

製薬企業としても責任の取れない話をMRが各々展開していくのもガバナンス的にはコントロールしておく必要はあると思い、情報発信制限しているのは根底にあると思います。

しかし私的には、現場におけるMRの本当の価値ある仕事は「医療関係者に情報で気付きを与えること」「医療関係者のハブ的存在になること」「医療関係者の潤滑油的存在になること」だと思っています。

薬の情報はデフォルトで当たり前の装備みたいなものです。そのベースを持ちながら、話すネタを持って、様々なドクターや薬剤師の先生に会っていく。そして、情報を媒介し、人をマッチングさせていく役割を持っています。

生物界で言えば、ちょうどミツバチのような働きを持っていると言えます。
あんな小さなミツバチですが、重要な役割を持っています。それは何かというと受粉です。



「受粉を担うハチがいなければ、世界の農地の35%で収穫量が低下し、世界の主要な農作物の87品種が影響を受けるだろう。」と言われています。

MRも同じだと思っています。
MRの活動をすべてリアルからデジタルに変えてしまったら、この受粉にあたる人と人とのマッチングが機能しづらくなります。そうなると地域医療の人と人とのつながりも鈍化してしまうことになります。

そんな重要な役割を担っていることを理解した上で、日常の仕事をどのように行っていくのかを考えると自己啓発や情報の検索にも力が入るのではないでしょうか。

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