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前回は自社の薬についてのお話をしましたが、今日は周辺知識について書こうと思います。
当たり前ですが、自社の薬剤が持っている効能効果に関連する「疾患や疾患管理について」どこまで自分が理解しているのかを精査する必要があります。

MRだから、幅広く話が出来る程度に知っておけばよいという考え方もあるし、いやいや専門医と同程度の知識を身につける必要があると思っている方もいるでしょう。

ここに正解・不正解はありません。

正解はドクターと話をする時に「あー、このMRさんはよく勉強しているな」と思ってもらうとか、「この人は必ず役に立つことを話すな」と感じてもらうことが大事だということです。

ここが一番重要で、そのためには「その先生の視点や視座になりきれるのか?」というトレーニングが必要となります。



ほとんどのMRの方はここが分かっていないから苦労してしまうことになります。
以前、そめや内科クリニックの染谷貴志先生と川越さんの共著「ドクターはそう考えないよ」はまさしくその視点・視座で書かれた著書なので多くのMRに読まれたロングセラーとなっています。(まだ読んでいない方はぜひ)

ドクター視点の考え方が出来るようになると、情報を検索するにしてもその方法や求める情報の質が変わってきますし、お話する内容も全く変わってきます。(会社の資料をお渡しするにしても話す内容が変わります)

それからここでもう一つ知っておいて欲しいのはドクター視点を持つMRは「ドクターのライフタイムを守る有意義な人」に格上げされます。なぜなら情報を探す時間を短縮してくれることと、知的好奇心を満たしてくれる存在だからです。

「自分はクライアントの心の中のどの位置に居たいのか?」を常に自問自答出来る能力はこれからのMRには必要と思っています。

今日のお話もさらっと読むのか、ここが意図することは一体どういうことなのかを立ち止まって考えてみるのかも人によって違うと思いますが、頭の片隅に置いて頂けると嬉しいです。

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