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「プロモーションコードや会社のガバナンスが厳しくなり、医療機関で提供できる情報が限られていて、仕事しづらいんですよ。」とよくぼやくMRの友人達がいますが、彼らにいつも言うのは、「MRの職務を自ら狭く規定するからそうなるんですよ」ということ。

MRの本来の仕事はベース業務として粛々とやることなので、それはデューティ&デフォルトとして、会社のそのエリアの代表として、正々堂々と着々と実行していけばいいのです。(まあ当たり前のこと)

新薬じゃないからドクターが興味ある情報を提供できないと言っているMRの方もおられますが、自分の会社の薬を本当に調べ尽くしていると断言できる人はそんなにいないのではないでしょうか?

副作用の対処法
その薬に関する論文
添付文書やインタビューフォームの解説
名前の由来
開発はどのようにして行われたか?(化合物の発見者・どの国で・どの研究所で)
社内でその薬について最も詳しい人は誰か?
日本全国・各都道府県・担当エリアでの処方量の多いドクター・増加率の高いドクター・処方量が減ったドクターとその使用理由

思いつくまま書きましたが、まだまだ切り口はあると思います。そういうことを興味深く調べていくのもあなたがMRとして仕事をする楽しみになるし、顧客にとっても「へえー、そうなんだ」とあなたの博識とマニア度を評価してくれる部分につながると思うのです。

ドクターの知的好奇心って、普通の人よりかなり幅広いことが多いのはご存知のとおりです。意外なところから球を投げると「おっと、それについて教えて欲しい」という反応は意外と多いのです。



例えば、専門の先生がその薬をどのように使っているのかも知りたいと思っているし、その理由も知りたがっている。その内容がMRで伝えられない範囲なら、先生同士でコミュニケーションをとってもらうこと(先生同士をつなぐ)も考えられますよね。オンラインの時代だし。

今はクラブハウスとかも出来てきたので、手軽にルームを作り、そこでテーマに応じて話し合いが出来る時代ですので、もっと手軽にドクターコミュニティや医療者コミュニティも作れる時代になったと思うのです。

「接待が出来なくなって仕事がやりにくくなった」とか「自社製品以外の情報を伝えられなくなった」とか、今までOKだったことが出来なくなった時になくなってしまったものをいくら嘆いても現状は使えなくなっているので、今あるものをどのようにうまく活用するのかに頭脳をフル回転していくと意外と突破口はいたるところにあるんだなということが分かります。

ぜひ、固定概念を壊すことを常に考えてみてくださいね。


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