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なぜ池上は全国のMR嫌いの名医達をクライアントにできるのか?
実はメディエンスのクライアントはMR嫌いのドクターが多いことはあまり知られていませんが、本当のお話です。
今はMR嫌いですが、昔はMR好きだったという人が多いのです。MRとのお付き合いの中で色々とトラウマや不都合があって、今はMRとは関わりたくないという方々なのです。
これはどういうことかというと製薬企業の倫理とか社内規程とか公正競争規約が出てきてから、従来からのMRに期待していた仕事が出来なくなり、それでも他の付加価値を作り出すことが出来れば良かったのですが、それを提示出来なかったこと。
それから、そんな状況で薬を使わすことだけに興味を持って、訪問してくる企業姿勢に嫌気がさしたということだと思います。
あるドクターが言っていましたが、
「僕は君たちの売上のために働いている訳ではない。」
という言葉にその気持ちが現れていると思います。
そんなMR嫌いの先生方に信用してもらうにはどんなことが必要なのでしょうか?
「それはその先生にとことん興味を持ち、そしてよく知ることから始まります。そして、その先生の行動や表現から心の内側を推し量ります。言葉なき言葉を理解すること。」
ほとんどのMRはそんなことをすると大変時間がかかるし、やってられないと思うかもしれませんが、実はそれが最短だということに気づくべきです。もし、自分がドクターで、会社のセールストークをバカの一つ覚えで来るMRが来たらどう思うでしょうか?
きっと私がクリニック院長なら受付の時点でお断りするか、アポイントの時点で何か理由をつけてお断りするはずです。病院勤務医だったら、MRのいる時間には医局にほとんど帰らず、いなくなってから戻ることでしょう。
逆に自分の事をよく知ってくれているMRだったらどうでしょう。こちらの必要な情報はちゃんと理解して、随時、こちらの最適な方法で送ってくれるし、ミーティングもこちらが都合の良い時間を最優先で考えて提案してくるはずです。
MR時代の色々な経験からそういう存在になりたいなという発想からメディエンスを作ったので、今のようなMR嫌いの先生方がメディエンスを認めてくれて、クライアントになっていると言えます。また、先生方を深く知るから、その先生が名医だということをいち早く察知することも得意としています。
ということで、先生方の事を深く知る技術はまた、別機会に書きたいと思います。
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