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昨日、「ネガティブ病の慢性化」について書いたら、意外と多くの方にご感想を頂き、感謝申し上げます。

おおむね、「そうだ!」という意見でしたが、一部こんな質問を頂きました。

「おっしゃることはよくわかりますが、自分達を指導し、評価する上司がダメで、自分たちの活動を評価しなかったり、いい加減なことをしている場合、自分の努力が水の泡になってしまうので、矛盾を感じます。ダメ上司を持っている私に何かアドバイスをください。」

という内容でした。

実は私もいい上司のケースとダメ上司のケース、両方の経験があるので、上記の質問はごもっともだと思います。あくまでも池上流の考え方なのでそれが当てはまるかどうかわかりませんが、少し書いてみますね。

実はダメ上司を紐解いていくと、面白いことが分かります。上司になっているのだから、会社からはある程度評価されているのです。しかし、部下からは評価されていない。

それはどういうことかというと「会社の組織的な仕事としてはありだけど、部下をマネージメントする力が不足している。」ということになります。(性格や相性の問題は別として)

マネージメントする力とは「部下が気持ちよく仕事出来る環境を整える。部下の悩みに沿ったアドバイスを送る。仕事を正当に評価して会社に伝える。部下の成長を促す。」などなどが挙げられるかと思います。

「その能力がない、そしてそれを磨こうとしていないこと」を部下に見抜かれている状態と言えます。



若い皆さんがこれから仕事を楽しく充実してやっていくためには、様々な知識や技術を学んで実行しないといけません。このマネージメントという部分もいずれやらなければいけないのです。ダメ上司に当たった時は「それを学ぶべき時が来たんだ!」と思って下さい。

そして、ダメ上司に当たった時は自分は凄くラッキーだと思ってください.。なぜなら、マネージメントの面でどうすればダメかを身をもって示してくれているからです。ライブ教材なのです。

こういうダメな行動をすると部下はこう感じて、こう動くということをつぶさに見ることが出来ます。解答をもって、問題を解くような感じです。

ずっと部下の視点でダメ上司を批判するのではなく、いずれ来るべきマネージメント時代をイメージして、「自分ならこういうケースの場合はこう言動する、こう対処する」というのを頭の中でシュミレーションするのです。

部内の人を自分の部下だとしたら、「どう話して、アプローチすれば気持ちよく仕事してもらえるのか」を考えればいいのです。

そうすると良いことが起きます。

良いこととは「どこをサポートしてあげれば、チームが動くようになるのかが分かるようになるということ」です。だから、ダメ上司に花を持たせて、実働で自分が黒子でマネージメントサポートすればいいのです。それも立派な自己啓発ですから。

その上司がいけすかない奴なら別にお手伝いする必要はないですが、もしダメマネージメントでも自分がサポートしてあげれば何とか良くなるんじゃないだろうかと思うなら、皆さんの思考のレイヤーを上げて、マネージャー職の思考になってサポートしてあげることをお勧めします。

ダメ上司をサポートしてあげると、「なぜ、その上司がなぜダメになったのか?」も見えてくることがあります。それが分かってくるとより自分の自己啓発や健康管理などに一層気を配れるようになるきっかけになることでしょう。

皆さんは今、会社の中で平社員かもしれません。でも、頭の中ではいつでも課長にも部長にもなれるのです。そのことをぜひ覚えておいてください。

「もし、自分が社長ならこういう対策を打つ!」ということをずっと考えている人が最終的に社長になります。これは事実です。それを習慣化し、考え抜いている人しか難題を解決できないから。

会社という大きなゲームの中で楽しくプレイするには、そういう思考法とそれに伴う行動、実践力が必要だということです。

それから上司にマネージメント能力がなく、企画提案や、やったことがすぐに結果に結び付かないことにいら立つケースもあるでしょう。特に若い方にとっては我慢ならないこともあるかと思います。

でも、これだけは覚えておいてほしいのですが、考えた提案は必ずどこかで活きます。それはそこでは花開かなくても、別の部署、別の時間、場合によっては別の会社で大きく開花することがあります。

私も企業内で考えていた様々な提案は会社内で取り上げられることはありませんでしたが、自分で起業して、外から会社を支援するようになった時、大いに役立ちました。(それが凄い利益を生み出しています)

提案や活動もそのうちに何か面白いものに結び付くかもね~ぐらいの気持ちで取り組んでおくとカリカリしなくても良いのかなと思います。

とりとめもなく書きましたが、答えになっているのかな?

MRの知恵袋サイト「アリストテレス」
http://aristoteles-med.com/

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