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私がMRになった年からちょうど30年が経とうとしています。宝塚と神戸で研修を受けたのはついこの前のように感じますが、あれから11000日ぐらい経過しています。本当に時が経つのは早いものです。

そんな年月の経過は製薬業界にも影響してきており、我々の世代はどんどん早期退職を迫られています。今年に入って、早期退職をした友人も多く、時々、相談したいということで連絡を頂きます。

そして、その中でよく質問されるのは、「転職して収入を維持できるのか?」ということと、「起業して収入が今と同程度に維持できるのか?」というお話です。

ほとんどの場合、CSOなどに転職すると年収は一気に下がります。場合によっては半分に減る人もいます。

年収が同程度以上の転職が可能な方はなんらかの特技や人脈を持つ人、そして、高い位置のマネージメント経験がある人に限られています。MRからMRに転職して、給与をあげられる人はほんのわずかと言っていいと思います。

それらは人材紹介企業の方々と話をしていくうちに分かっていくことだと思います。MRや製薬マーケティング人材として価値を上げるためにやるべきことは会社にとっても顧客にとっても役立つ人材になることしかない訳です。



逆に「起業して、年収1000万円稼げるか?」という話ですが、それはケースバイケースです。

起業を始めたばかりで年収1000万円かせげるとしたら、それはよほどきちんと事前準備をしてきたと考えられます。会社員の時期から独立を予定し、プランを実行したら、それも可能だと思います。

しかし、ほとんどの起業を行う人は行き当たりばったりで起業しようとします。会社員の転職がうまくいかないから起業するというパターンです。これはほとんど場合がうまくいきません。ネガティブな理由で起業しても、日々、楽しくないので継続することが難しいのです。

だから、独立起業をしたいと相談を受けたら、やりたい事業を3年間継続できるように考えてみようと話しています。事業も3年ぐらい頑張らないとなかなか芽が出ないことが多いからです。

ただ、それをスピードアップする方法はあります。
それはMR時代に身につけた技術や知恵を活かし、自分がお世話になった人のお役に立てる仕事に就く事です。そうなると顧客獲得の時間も、信頼獲得の時間も短縮されますから、顧客を増やし、収入が上昇する確率はぐんとあがります。

そこで我々が皆さんに強く提案したいのが「クリニック経営のサポート」「事務長代行業」です。

なぜなら、MRとして医療機関に貢献していたことにプラスして、医療経営のお困りごとを助けてくれるとしたら、院長は有料でも喜んで契約してくれる確率が高いからです。気心しれている人が医療経営の煩わしいことを解消してくれることほど、院長にとって楽なことはないからです。

その内容について詳しいことが知りたい方は一番下のサイトの動画をご覧ください。今、なぜクリニックに事務長が必要なのかを事細かに説明しております。

実際にそういう仕事をされている方も徐々に増えてきています。
モデルケースで示すと、クリニックを週に1回とか隔週でサポートして月々7~15万円、そのクライアントを10軒程度持つと年商は1000万円を軽く超えます。他にもいろいろな相談事が持ち込まれますので、売り上げはもっと上がっていると思います。

こういう数字を見ると年収1000万円はそんなに難しくないことが分かりますよね。あとはしっかり学んで、サポートのキャパシティを増やして、仲の良い先生方やお互いを良く知る先生方に様々な案件を前向きに提案するだけです。

ということで、製薬企業勤務を続ける方、医療機関に営業をする方、起業する方のそれぞれにクリニック経営士3級講座を通して、その自己投資(未来投資)と自己啓発に活かしてほしいと思う訳です。(付け加えておきますと、講座の内容は極めて濃いので頭から煙が出るくらい勉強してもらうことになります)

これからのクリニック経営を支える人材になるための講座:クリニック経営士3級講座~事務長養成講座1期生募集
https://mr-net.org/clinic-management.html

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